元龍寺の看板を目印に民家の細い路地を入ると畑の中にひなびたお寺があります。
戦国時代の甲賀武士多喜氏の祖、多喜家継の孫、来峰和尚が弘文八年(1284年)に開基したと 伝わる古刹です。浄土宗としていますが、本来は天台宗と伝わっています。現在は周辺の檀家八軒 ほどが管理されており、甲賀西国三十三観音霊場第八番札所、また、準四国八十八か所二番札所 としての名刹として広く知られています。
御本尊は平安時代の作で、木造観世音十一面菩薩立像は甲賀市指定文化財で、等身大の檜材で造られ、右手は親指と中指で印を結び左手には蓮の一茎を捧げ持つという優美な姿で、切れ長の半眼と愛らしい口元が非常に上品で、人々に慈悲の光明を感じさせます。毎年8月10日にご開帳されています。 甲賀西国観音霊場八番札所。
甲賀市甲賀町滝593
0748-88-2822(甲賀町滝上出組管理者)
JR草津線甲賀駅より徒歩20分、第二名神高速道土山ICより10分
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