三十三年に一度しか拝見できない国指定重要文化財十一面千手観音坐像のお寺
天台宗のお寺。寺伝によれば、延暦7年(788年)天台宗開祖、伝教大師最澄上人が比叡山延暦寺根本中堂を建てるため用材を求めて甲賀の杣谷に来られた。その時紫雲たなびき金色に光る山があり、霊地として開かれた寺が現在の浄福寺である。その地を掘って得た用材でご本尊を刻まれたとの伝承があります。
ご本尊は、国指定重要文化財で座像の寄木造りで、頭部、体部とも左右2材からなり像高は102.3cmで鎌倉時代初期の作であり全身に漆箔が施されています。 甲賀西国観音霊場第16番札所としてのご詠歌があります。
「里の名は うべも深川(ふかわ)の 底までも それ金光を 照らすなるべし」
浄福寺の本尊は、三十三年に一度の本開帳や中開帳のときにしか尊像を 拝見できない秘仏、十一面千手観音坐像(国重文)があります。十一面 千手観音の坐像はあまり作例なく、県内では二例にとどまります。
甲賀市甲南町深川1631
0748-86-2314
新名神甲南ICから5分
JR草津線甲南駅から徒歩5分
0748-86-2314
新名神甲南ICから5分
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33年に1度の御開帳を2024年4月に予定されていましたが、都合により中止となっておりました。
2025年(令和7年)4月5日:午後1時から午後4時、4月6日:午前9時から午後3時に御開帳が決定いたしました。
ぜひ仏様とご縁を結びにお参りください。